「もう1枚引くか、それともここでやめるか」。たったこれだけの選択なのに、なぜかテーブル全体がカード1枚に釘付けになる。そんなゲームが『フリップ7(Flip 7)』です。
見た目は数字カードをめくるだけ。ところが、同じ数字を2枚引いた瞬間、そのラウンドで積み上げた得点が0点になります。30点、40点と持っている人に「もう1枚いけるやろ!」と周りが煽り始めると、もう完全にパーティーゲーム(笑)。
しかも面白いのが、ただの運試しではないところです。数字の「1」は1枚、「2」は2枚というように、数字が大きくなるほど同じカードの枚数も増える特殊なデッキになっています。つまり、高得点のカードほど次のバーストを呼び込みやすい。ここに確率と度胸のせめぎ合いがあります。
日本語版はEngamesから発売されており、3~18人、約20分。ルール説明もかなり短いので、僕が遊びの場を作る目線で見ると、「ゲーム慣れしていない人が混ざる集まり」にかなり投下しやすいタイプです。
- フリップ7の基本ルールと勝利条件
- カード94枚の内訳と特殊カードの効果
- バースト確率から考える攻略のコツ
- 価格・再販状況・BGAで遊ぶ方法
フリップ7の基本情報
日本語版発売日:2025年12月19日/プレイ人数:3~18人/対象年齢:8歳以上/プレイ時間:約20分/定価:2,750円(税込)です。
ゲームデザイナーはEric Olsen。原版は2024年に登場し、2025年にはドイツ年間ゲーム大賞「Spiel des Jahres」の大賞部門候補になっています。

数々の対面ゲームイベントを主催してきた現役大学生、KoooKi(コーキ)。みんながドッと沸いて熱狂する知識系・心理系ゲームをするための「最高の空間づくり」が大好きで、その実体験とノウハウをこのアソセンで発信しています!
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フリップ7のボードゲームの遊び方

フリップ7で覚えることは、それほど多くありません。基本はカードを引くか、ストップするか。それだけです。
ただし、バースト、Flip 7、特殊カード、得点修正カードまで分かってくると、「なんとなく引くゲーム」から「危険度を読んで攻めるゲーム」へ変わります。まずは実際に遊べるところまで、順番に見ていきましょう。
ルールと遊び方
ゲームの目的は、複数ラウンドを通して得点を積み上げ、200点以上を目指すことです。
最初にカードをよくシャッフルし、ディーラーを決めます。ディーラーは自分を含めたプレイヤーへ、表向きでカードを1枚ずつ配っていきます。
ここでいきなり特殊カードが出ることもあります。その場合は、そのカードの効果を処理してから初期配布を続けます。なので、最初の1周なのに人によって持っているカードの枚数が違う、という状況も起こります。
通常の手番で選ぶ行動はシンプルです。
| 選択 | 内容 |
|---|---|
| Hit | カードをもう1枚引く |
| ストップ | 現在の得点を確保して、そのラウンドから抜ける |
数字カードを引いたとき、自分の前に同じ数字がなければセーフ。その数字を加えてゲームを続けられます。
しかし、すでに持っている数字と同じ数字を引いたらバースト。そのラウンドで獲得するはずだった得点がすべて0点になります。
例えば「4・8・11」を持っていて31点。ここでストップすれば31点を確保できます。でも「まだいける!」とカードを引いて、もう1枚8が出た瞬間に0点。
この瞬間がめちゃくちゃ盛り上がるんよね。ゲームをしている本人は絶望しているのに、周りはだいたい笑っています(笑)。
さらに、異なる数字カードを7種類そろえると「Flip 7」が成立します。その瞬間にラウンドが終了し、通常の得点に15点のボーナスが加わります。
Flip 7の「7枚」に数えるのは数字カードだけです。FreezeやSecond Chanceなどのアクションカード、+10や×2などの得点修正カードは7枚には含みません。
カード枚数
フリップ7のデッキは合計94枚です。
なかでも最大の特徴が数字カードの枚数。普通のトランプのように同じ枚数ずつ入っているわけではありません。
| 数字 | 枚数 |
|---|---|
| 0 | 1枚 |
| 1 | 1枚 |
| 2 | 2枚 |
| 3 | 3枚 |
| 4 | 4枚 |
| 5 | 5枚 |
| 6 | 6枚 |
| 7 | 7枚 |
| 8 | 8枚 |
| 9 | 9枚 |
| 10 | 10枚 |
| 11 | 11枚 |
| 12 | 12枚 |
数字カードだけで79枚。そこへ得点修正カード6枚、アクションカード9枚が加わります。
| 種類 | 内容 | 枚数 |
|---|---|---|
| 数字カード | 0~12 | 79枚 |
| 得点修正 | +2、+4、+6、+8、+10、×2 | 6枚 |
| アクション | Freeze、Flip Three、Second Chance | 9枚 |
| 合計 | - | 94枚 |
この「数字nがだいたいn枚ある」という設計が、フリップ7の面白さの核です。
例えば12は高得点なので、引いた瞬間はめちゃくちゃうれしい。しかし12は全部で12枚あります。自分が1枚持ったあとも、山札には同じ12が大量に残っている可能性がある。
逆に0や1はほとんど得点になりませんが、一度自分の前へ出れば、同じ山札サイクルの中で重複する危険がほぼありません。
「高い数字ほどおいしい。でも高い数字ほど危険」。この矛盾があるから、カードを引くたびに判断が揺れます。
特殊カード
フリップ7には3種類のアクションカードがあります。各3枚ずつで、合計9枚です。
Freeze
Freezeを引いた人は、現在ラウンドに残っているプレイヤーから対象を選びます。自分自身を選んでも構いません。
Freezeされた人は、その時点で持っている得点を確保し、強制的にそのラウンドから抜けます。
一見すると「相手を止める攻撃カード」ですが、自分に使って安全に得点を確保することもできます。例えば40点以上持っていて、「もう引きたくないけどまだ自分のストップ宣言まで順番がある」という場面なら、自分を凍らせるのも普通にアリです。
Flip Three
Flip Threeを受けたプレイヤーは、最大3枚のカードを連続でめくらなければなりません。
途中で同じ数字を引いてバーストした場合はそこで終了。逆に7種類の数字がそろってFlip 7になった場合も、その瞬間に処理が止まります。
普段は1枚引くたびに「次どうする?」と考えられるのに、突然3枚めくらされる。高い数字を何種類も抱えている人へ飛ばすと、テーブル全体が一気にざわつきます。
Second Chance
Second Chanceは、自分の前へ置いて保持できる保険カードです。
同じ数字を引いて本来ならバーストする場面で、Second Chanceと重複した数字カードを捨てることで生き残れます。
ただし、そこで即座にもう1枚引けるわけではありません。危機を回避したら手番は終了し、次の自分の番を待ちます。
また、1人が同時に持てるSecond Chanceは1枚まで。すでに持っている状態でもう1枚受け取った場合は、ほかのアクティブプレイヤーへ渡します。
Second Chanceは万能カードではありません。
防げるのは数字の重複によるバーストです。Freezeを受けたからSecond Chanceで拒否する、といった使い方はできません。
この間大学の友達と一緒にプレイした時、あと1枚でバーストという場面でSecond Chanceを持っていたんですが、同じ数字を引いた瞬間は本気で「終わった!」って声が出ました(笑)。
でもSecond Chanceで生還できた時の安心感がすごくて、そのまま欲が出てもう1枚引きたくなる。このカード、人をめちゃくちゃ強気にさせます。
◆誰に使うかで人間関係が出る
フリップ7の特殊カードって、効果そのものより「誰に使うか」で人間関係が出るんですよ。「あいつ今めっちゃ点持っとるからFlip Threeぶつけようぜ」みたいな会話が自然に始まる。数字をめくるだけのゲームなのに、周囲まで参加者になるのがいいっすね。
得点計算と人数・2人プレイ
得点の仕組みや、人数による遊び方の違いも見ておきましょう。
得点計算
得点計算には順番があります。
まず数字カードの合計を出します。×2を持っている場合は、その数字カードの合計だけを2倍。そのあと+2、+4、+6、+8、+10などの修正値を加えます。
最後にFlip 7を達成している場合、15点ボーナスを追加します。
得点計算の順番
数字カード合計 → ×2 → プラスの得点修正 → Flip 7の15点
例えば異なる数字「1・2・3・4・5・6・12」を持ち、×2と+6が付いた状態でFlip 7を完成させたとします。
数字合計33点 × 2 + 6点 + Flip 7の15点 = 87点です。
間違えやすいのが、×2で最後の合計点を丸ごと倍にしてしまうこと。+6やFlip 7の15点までは2倍になりません。
ゲームは誰かが累計200点以上になったラウンドの終了時に決着します。その時点で最も累計得点が高い人が勝者です。
なので、「自分が先に200点へ到達したから、その瞬間に勝ち」というゲームではありません。同じラウンドで別の人がもっと高得点を取れば逆転されます。
最高得点が同点になった場合は追加ラウンド。しかも同点の人だけではなく、全員が参加して単独首位が決まるまで続けます。
人数と2人プレイ
日本語版の公式プレイ人数は3~18人です。2セット用意すれば19人以上にも対応できます。
この人数幅はかなり異常です(笑)。カードゲームで18人まで同じルールで参加できる作品は、そこまで多くありません。
ただ、僕は「18人対応=18人が一番面白い」とは考えません。パーティーゲームって、最大人数より自分の番がどれくらいの頻度で来るかのほうが大切だからです。
4~6人なら手番の回転が速く、自分のバースト確率もじっくり考えられます。一方、8人以上になると、自分のカードだけでなく他人の大勝負をみんなで見守るパーティー感が増してきます。
10人を超えるような集まりなら、「誰が勝つか」よりも「誰が欲張って爆発するか」で盛り上がるゲームとして使うとハマりやすいでしょう。
なお、通常ルールは3人以上が基本です。2人以下の場合、公式検証済みルールでは「5ラウンド未満で200点を取れるか」というチャレンジ形式も紹介されています。
ただし、2人で真正面から心理戦を楽しみたいなら、フリップ7にこだわる必要はありません。アソセンでは二人でできるトランプ心理戦ゲームも紹介しています。2人ならEカードや心理戦ババ抜きのほうが、相手そのものを読む密度は高くなります。
フリップ7のボードゲームを遊び尽くす

ここまで分かれば普通に遊べます。ただ、フリップ7の本当のおもしろさは「ルールが簡単」で終わりません。
カード枚数を知ると確率が見えてきます。累計得点を見ると止め時が変わります。さらに大人数になると、周囲の煽りや特殊カードまで含めて空間全体がゲームになっていく。ここからは、購入前にも知っておきたい評価・攻略・入手方法まで踏み込みます。
レビューと評価
フリップ7を一言で評価するなら、「初心者を置いていかず、それでも考える余地を残しているパーティーカードゲーム」です。
最大のメリットは、やることが分かりやすいこと。「引くか、止めるか」を理解すれば、ゲーム初心者でもすぐ参加できます。
しかも、初心者だから一方的に負ける構造ではありません。重い戦略ゲームだと経験者が知識量で圧倒することがありますが、フリップ7には運があります。それでいて、経験者は残り枚数や累計得点を見て少しだけ判断を変えられる。
このバランス、僕はかなり好きです。
特にパーティーゲームで大切なのは、「勝っている人だけが楽しい」状態を作らないこと。フリップ7は誰かが欲張ってバーストすると、本人以外まで盛り上がります。観戦している人にも感情が動くんですよね。
2025年にはドイツ年間ゲーム大賞「Spiel des Jahres」の大賞部門候補にも選ばれています。ゲームデザインとして国際的に評価された作品の一つと言っていいでしょう。
一方で、あえて苦言を言うなら、運の影響はかなりあります。
めちゃくちゃ考えた人が必ず勝つゲームではありません。安全そうな場面で突然バーストすることもあれば、何も考えず「まだいけるっしょ」と引き続けた人がFlip 7を決めることもあります(笑)。
だから、将棋のように実力差が結果へ反映されるゲームを求める人には物足りないかもしれません。
逆に、経験者も初心者も同じテーブルで笑いたいなら、この運は長所になります。
| 向いている場 | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 友達の集まり | かなり良い | 説明が短くリアクションが出やすい |
| 家族 | 良い | 8歳以上で参加しやすい |
| 飲み会 | 良い | 周囲から見ていても展開が分かる |
| 本格戦略会 | やや軽い | 運の影響が大きい |
| 大人数イベント | かなり良い | 最大18人まで1セットで対応 |
ほかの短時間カードゲームも含めて比べたい場合は、簡単で盛り上がるカードゲームや、ボードゲームの種類一覧も参考にしてみてください。
攻略と確率
フリップ7を攻略するとき、「今何点あるか」だけを見るのはもったいないです。
見るべきなのは自分がどの数字を持っているか。
例えば12を1枚持っている場合、まだほかに12が公開されていなければ、最大11枚の12が残っています。それだけ次のバースト候補が多いということです。
一方、1は全部で1枚しかありません。すでに自分が1を持っているなら、その山札サイクル中にもう1枚の1が出ることはありません。
次の1枚でバーストする確率は、ざっくり次の考え方で出せます。
バースト確率の基本
自分が持っている数字について、山札に残っている同じ数字の枚数を合計し、残り山札枚数で割ります。
例えば新しい94枚の山札から、自分だけが「2・5・8」を引き、ほかのカードがまだ見えていないという単純化した状況を考えます。
残り山札は91枚。バーストさせるカードは、2が残り1枚、5が4枚、8が7枚。合計12枚です。
12 ÷ 91 ≒ 13.2%。
一方、「8・10・12」を持っているなら危険カードは7+9+11=27枚。
27 ÷ 91 ≒ 29.7%まで上がります。
| 手元の数字 | 危険カード | 理想化した即時バースト率 |
|---|---|---|
| 2・5・8 | 12枚 | 約13.2% |
| 8・10・12 | 27枚 | 約29.7% |
もちろん実戦では、ほかのプレイヤーの前に8や12が出ているかもしれません。その場合、その枚数を危険カードから引けます。
さらにフリップ7では、ラウンド終了後に使用カードを毎回山札へ戻すわけではありません。山札を使い切るまで脇へ置かれるため、前のラウンドで大量の12が出ていれば「今の山札には12が少ない」という読みまで成立します。
ここまで考えると、意外とただの運ゲーじゃないんです。
攻略の基本は、低い数字を多く持っているときは攻め、高い数字が増えたらストップを意識すること。
さらにSecond Chanceを持っているなら、通常より一段攻めやすくなります。異なる数字が6枚そろっているなら、Flip 7の15点ボーナスまで狙う価値も上がるでしょう。
ただし終盤は話が別です。例えばトップが195点、自分が160点なら、10点や20点を安全に取っても勝ち切れません。トップが200点を超えそうなラウンドでは、下位側は普段より大胆にカードを引く必要があります。
逆に大差で首位なら、無理にFlip 7を追わず、小さな得点でも確保する価値が高くなります。
◆正しい判断と楽しい判断のズレ
僕が好きなのは「確率的には止めたほうがいい」と分かっていても、周りから「いや、いけるって!」と言われると引きたくなるところ(笑)。フリップ7は数学だけじゃなく、人間の欲までゲームに入ってきます。正しい判断と、楽しい判断がズレる瞬間があるんですよね。
再販・価格・BGAオンラインで遊ぶ
購入を検討している人のために、在庫・価格・オンラインで先に試す方法もまとめておきます。
再販と在庫
日本語版は人気が高く、時期によって在庫がかなり動きます。
2026年9月13日時点では、Engames公式通販で再販予定として案内されており、具体的な再販日は確認できません。
一方、楽天市場系ショップ、家電量販店、ボードゲーム専門店などでは、在庫切れと入荷が店舗ごとに入れ替わる状態です。
なので「廃版になった」と考えるより、現状は需要に対して在庫が追いつかず、スポット的に入荷する商品と考えるほうが近いでしょう。
欲しい場合は、Engames公式だけでなく、すごろくや、家電量販店、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなども確認してみてください。
品薄時には定価を超える価格で出品されることがあります。日本語版の定価は2,750円(税込)なので、購入前に価格を比較してください。
また、「Flip 7」とだけ書かれている商品は輸入英語版の場合があります。日本語版が欲しい場合は商品名と販売元の確認がおすすめです。
価格と購入先
フリップ7日本語版のメーカー希望価格は2,750円(税込)です。
プレイ人数3~18人という幅を考えると、1回の集まりに参加する人数が多い人ほどコストパフォーマンスは高いと思います。
例えば8人で遊んでも、ゲーム本体は1箱だけ。全員が同じ画面を見る必要もなく、スマホを1人1台準備する必要もありません。
| 購入候補 | 確認したい点 |
|---|---|
| Engames公式 | 再販・正規日本語版の情報を確認しやすい |
| ボードゲーム専門店 | 店頭在庫が残っている場合がある |
| Amazon | 価格と日本語版・輸入版を確認 |
| 楽天市場 | ショップごとの在庫と価格を比較 |
| 中古ショップ | カード欠品や傷を確認 |
正規日本語版の製品仕様はEngames公式「フリップ7 日本語版」でも確認できます。
中古で探す場合は、数字カードが1枚欠けるだけでも確率設計が変わってしまうので要注意です。普通のカードゲーム以上に「全部そろっているか」は重要。
特に12が1枚欠けただけでも、12の危険度が本来と変わります。中古品はカード総数94枚がそろっているか確認してから買うのがおすすめです。
BGAオンライン
「買う前に一度遊んでみたい」という人には、Board Game Arena(BGA)があります。
Board Game Arenaには『Flip 7』が実装されており、ブラウザから遊べます。アプリを必ずダウンロードする必要はありません。
BGA版の基本版Flip 7は3~12人対応。物理版日本語版の3~18人とは上限人数が違うので、その点は注意してください。
オンラインでは山札管理、カード処理、得点計算などをシステム側が行ってくれるため、初めて遊ぶときのルール確認にも便利です。
ただ、僕はフリップ7に関しては対面版の価値もかなり大きいと思っています。
誰かが40点持った状態でカードへ手を伸ばしたとき、周囲から「やめとけ!」「いや絶対いける!」が飛んでくる。この無責任な応援(笑)が、フリップ7のおいしい部分だからです。
オンラインはゲームシステムを楽しみやすく、対面は人間のリアクションまで遊びになる。目的に合わせて使い分けるといいでしょう。
遊ぶ場合はBoard Game Arena公式「フリップ7」から確認できます。
なお、2026年にはBGA上に『Flip 7: With A Vengeance』も登場しています。こちらは新しいカードや攻撃要素が追加された別バージョンなので、この記事で解説している基本版Flip 7と混同しないようにしてください。
ほかのオンライン遊びも探したい場合は、アソセンの家でできる暇つぶし・オンラインゲーム紹介もどうぞ。Board Game Arenaのほか、Codenames OnlineやGartic Phoneなども紹介しています。
◆遊び始めるまでの5分が大事
BGAでルールを覚えて、次の集まりで物理版を投下する流れはかなりアリです。ルール説明役が1人理解しているだけで開始までが速い。パーティーゲームって「遊び始めるまでの5分」が意外と大事なんよね。
フリップ7のよくある質問とまとめ
ルールの細部やカードの効果について、質問が多いポイントを確認しておきます。
フリップ7に関するよくある質問(FAQ)
Q. フリップ7はどんなゲームですか?
A. カードをもう1枚引くか、現在の得点を確保してストップするかを選びながら200点以上を目指すカードゲームです。同じ数字を2枚引くとそのラウンドは0点になるため、「どこまで欲張るか」が最大のポイントになります。
Q. フリップ7は運ゲーですか?
A. 運の影響は大きいです。ただし、数字ごとの枚数が異なるため、自分や他人の場に出たカードを見ることで次のバースト危険度をある程度考えられます。
完全な実力ゲームではありませんが、何も考えず引くだけのゲームでもない。この間にいるゲームですね。
Q. フリップ7は何人が面白いですか?
A. 日本語版は3~18人対応です。テンポよく判断を楽しみたいなら4~6人程度、大人数でリアクション込みのパーティーゲームとして楽しむなら7~10人以上も面白くなります。
人数が増えるほど手番待ちは長くなるため、参加者の性格や遊ぶ時間に合わせて選んでください。
Q. フリップ7は2人で遊べますか?
A. 標準の対戦人数は3~18人です。2人以下では、5ラウンド未満で200点を目指すチャレンジ形式があります。
そのため2人でもカードを使って遊ぶこと自体はできますが、「通常ルールの対戦」を楽しみたいなら3人以上がおすすめです。
Q. ×2は全部の得点を2倍にしますか?
A. しません。×2で倍になるのは数字カードの合計だけです。
数字カードを合計し、×2を適用したあと、+2~+10の得点修正を加えます。Flip 7達成時の15点ボーナスも最後に加えるため、15点部分は2倍になりません。
フリップ7ボドゲ総評
フリップ7は、ルールだけを見ると驚くほど単純です。
カードを引く。重複したら0点。怖ければ止める。
それだけなのに、数字ごとに枚数が違うことで確率が生まれ、特殊カードによって他人とのやり取りが生まれ、200点というゴールによって終盤の判断まで変わっていきます。
僕がアソセンでゲームを見るときに大事にしているのは、「ゲーム単体が面白いか」だけではありません。そのゲームを投下したとき、人と人の間に何が起こるかを見ます。
その点でフリップ7はかなり優秀。
誰かがストップすれば「ビビったな(笑)」と言われ、カードを引けば全員が一緒に数字を見る。高得点からバーストすれば爆笑が起き、Flip 7が見えてくると本人以外まで緊張する。
ゲーム慣れした人だけがしゃべる必要もありません。知識問題が苦手な人も、ブラフができない人も、「引く」「止める」という選択には参加できます。
逆に、運をできるだけ排除して実力だけで競いたい人には向きません。深い盤面構築や長期戦略を期待すると、かなり軽く感じるはずです。
だからこそ僕なら、重いボードゲーム会のメインというより、友達が集まった日の1本目、飲み会、家族の集まり、本格的なゲームへ入る前のウォーミングアップに使います。
そして慣れてきたら、ぜひカード枚数を意識してみてください。
「12を持っているから高得点!」だけではなく、「12を持ったから次の12が怖い」と感じ始めた瞬間、フリップ7の見え方が一段変わります。
ただ運に任せるのか。確率を見て止めるのか。それとも分かったうえで全部無視して、もう1枚いくのか。
あなたなら、40点を持っている状態で「もう1枚」と言えますか?
この最後の1枚を引きたくなる誘惑こそ、フリップ7最大の魅力です。
「もう1枚」の誘惑がどれくらい強いかは、実際に引くとよく分かります。まずBGAで無料の1戦から試してみてください。

数々の対面ゲームイベントを主催してきた現役大学生、KoooKi(コーキ)。みんながドッと沸いて熱狂する知識系・心理系ゲームをするための「最高の空間づくり」が大好きで、その実体験とノウハウをこのアソセンで発信しています!
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