僕はこれまで、知能系・心理系のパーティーゲームを使った遊び会やクイズ大会をかなりの数やってきました。その中で感じるのが、普段のゲーム会と飲み会では、盛り上がるゲームの条件がまるで違うということです。
飲み会では、みんな多少なりともお酒が入っています。そこで高度な人狼ゲームを始めたり、長い前提を覚えないと解けない水平思考ゲームを出したりすると、面白いゲームなのに場から浮くことがあるんですよね。
逆に「何も考えなくていいゲーム」だけだと、最初は笑えても意外と早く飽きます。飲み会でちょうどいいのは、少しだけ頭を使いながら、反射神経・瞬発力・発想・相手とのズレも面白さになるゲームです。
そこで今回は、スーパーマリオゲームやパンパンパピコゲーム、ほうれん草ゲームのような王道の飲み会ゲームとは少し方向を変えて、アソセンらしく「人と人の間に面白いことが起きるゲーム」を5つ選びました。
全部を覚える必要はありません。今のメンバーを見て、「これならハマりそう」という1個を投下してください。ゲームマスターの仕事は、ゲームをたくさん知ることではなく、その場に合った1本を選ぶことなんよね。
- 飲み会で盛り上がりやすいゲーム5選
- 道具なしですぐ始められる遊び方
- 少人数と大人数でのゲームの選び方
- 会社や宅飲みで失敗しにくい回し方

数々の対面ゲームイベントを主催してきた現役大学生、KoooKi(コーキ)。みんながドッと沸いて熱狂する知識系・心理系ゲームをするための「最高の空間づくり」が大好きで、その実体験とノウハウをこのアソセンで発信しています!
詳しくはこちら。
飲み会で盛り上がるゲーム5選

今回選んだのは、得意しりとり、曲当てクイズ、セッサンゲーム、アキネーター、NGワードゲームの5つです。共通しているのは、難しいルールを覚える必要がほぼなく、会話そのものが遊びになること。
さらに、ゲームごとに使う能力が違います。知識で勝つ人、発想で勝つ人、人を読むのがうまい人、反射的に答えるのが得意な人。同じ人だけがずっと無双しないので、飲み会との相性がかなりいいです。
| ゲーム | おすすめ人数 | 準備 | 使う力 | 向くタイミング |
|---|---|---|---|---|
| 得意しりとり | 3〜8人程度 | なし | 知識・瞬発力 | 序盤 |
| 曲当てクイズ | 2〜10人程度 | スマホがあると便利 | 記憶・連想 | 序盤〜中盤 |
| セッサンゲーム | 3〜6人程度 | なし | 予測・反射 | 中盤 |
| アキネーター | 2〜8人程度 | なし | 質問・推理 | 中盤 |
| NGワードゲーム | 3人以上 | 紙またはスマホ | 会話・心理 | 中盤〜終盤 |
人数はあくまで遊びやすさの目安です。人数が増えたらチーム戦にするなど、その場に合わせて変えてください。
得意しりとり
普通のしりとりに飽きた人へ真っ先に試してほしいのが、僕が推したい「得意ジャンルしりとり」です。
最初に参加者それぞれが、自分の詳しいジャンルを1つ選びます。サッカー好きなら「サッカー選手」、漫画好きなら「漫画のキャラクター」、食べることが好きなら「料理名」という感じ。ジャンルは他の人とかぶってもOKです。
あとは普通のしりとりと同じ。ただし、自分のターンでは自分が宣言したジャンルに入る言葉しか回答できません。
例えばAさんがサッカー選手、Bさんが食べ物、Cさんがアニメキャラを選んだとします。「メッシ」→「しいたけ」→「ケロロ」のように、それぞれ違う世界の言葉が1本のしりとりとしてつながっていきます。
これ、ルールだけ聞くとめちゃくちゃ単純なんですが、普通のしりとりとは頭の使い方がかなり違います。
自分が詳しいジャンルなので最初は余裕なんですよ。しかし「る」「ぬ」「れ」みたいな文字が飛んできた瞬間、その人だけ急に追い込まれます。すると周囲から「サッカー好きって言ったやん!」「絶対いるって!」みたいなツッコミが入り始める。この知識があるはずなのに出てこない瞬間がめちゃくちゃおもろい。
◆好きなものが自然に見える
このゲームは「知識量を競うゲーム」に見えて、実際はその人の好きなものが自然に見えてくるゲームです。「そんなに競馬詳しかったん?」「昔のアイドルだけ異常に強いやん」みたいに、ゲーム後の会話まで作ってくれます。
初対面が多い飲み会でも使いやすいっすね。自己紹介で「趣味は映画です」と言うより、映画タイトルだけでしりとりをしている姿を見たほうが、その人の好き度が一発で伝わります。
人数が多い場合は、1人ずつではなくチームごとにジャンルを決めてもOK。回答時間を5秒程度にするとテンポも出ます。ただし、知識の正誤を細かく審議し始めると止まるので、「だいたい合っていれば通す」くらいが飲み会ではちょうどいいでしょう。
曲当てクイズ
曲当てクイズ自体は定番ですが、普通にイントロを流したり、サビを聞かせたりするだけだと、音楽に詳しい人が一瞬で答えて終わることがあります。
そこでおすすめなのが、歌詞のごく一部分だけをヒントにする曲当てクイズです。
出題者は、有名な曲を1曲決めます。そして歌詞全体を読み上げるのではなく、「曲の途中に出てくる短い言葉」や「単独では何の曲かわかりにくいフレーズ」を少しずつヒントとして出していきます。
ポイントは、誰でも知っている曲を選ぶこと。マニアックな曲で難しくするんじゃないんです。知っている曲なのに、一部分だけ切り取られると急にわからなくなる。ここがゲームのミソ。
例えば米津玄師の『Lemon』のような超有名曲でも、サビやタイトルにつながる部分を避けて出題すれば、かなり良い難易度になります。
そして面白いのは、回答者だけではありません。出題者も「え、ここでわからんの!?」「じゃあ次はもっとわかりやすいところいくわ」と難易度を調整する側として遊べます。
この「出題者対回答者」の空気ができるのが、普通の早押しクイズとの違いです。
飲み会なら、年代に合わせるのもかなり重要。大学生中心なら最近のヒット曲、30代中心なら学生時代に流行った曲、年代がバラバラなら国民的なヒット曲を中心にすると参加しやすくなります。
逆に苦言を呈するなら、音楽好きだけで盛り上がってしまう選曲は微妙です。「俺は知ってるけどみんな知らない名曲」を披露する時間ではありません。ゲームマスター側は、知識を見せるより全員に思い出してもらうことを優先してください。
アレンジ:曲名だけでなく「アーティスト名まで当てたら2点」「3つ目のヒントまで使わず当てたら3点」など、ヒント数で得点を変えるとチーム戦にもできます。
セッサンゲーム
セッサンは、地域によって名称や遊び方に違いがあるタイプの遊びです。「指スマ」「いっせーのせ」に近い親指ゲームをセッサンと呼ぶ地域もあります。
なので飲み会で始めるときは、「セッサン知ってる?」だけでスタートしないほうがいいです。同じ名前でも違う遊びを想像している可能性があるので、その場で採用するルールを最初に10秒で共有するのが安全。
飲み会向けなら、全員が両手を握って親指を出せる状態にし、手番の人が「セッサン、3!」のように数字を宣言。同時に全員が親指を0〜2本上げます。宣言した数字と実際に上がった親指の合計が一致したら成功、というシンプルなルールで十分遊べます。
当てた人は片手を抜けさせ、両手がなくなったら上がり。一般的な指スマ系ゲームと同じ感覚です。
これの何がおもろいのかというと、選択肢は「親指を上げるか上げないか」しかありません。それなのに「あいつさっき2回連続で上げたから今回は下げそう」「3って言われたら逆に上げたくなる」みたいな読み合いが勝手に発生します。
つまり、ルールはほぼゼロなのに心理戦が生まれる。
お酒が入った状態で10項目の能力を覚えるゲームはきつい。でも親指なら誰でもできます。しかも、酔って判断が雑になってくるほど予想外の行動が増えるので、ゲームとしても動きが出ます。
ただし、手を激しく叩いたり、大声を出したりする必要はありません。居酒屋では周囲のお客さんもいるので、卓上で静かに親指を上げる程度で遊びましょう。
さらにアソセン的に味変するなら、「数字を当てたら終わり」ではなく、当てた人が次のお題を決めるルールを足しても面白いです。例えば「次に親指を上げた人は最近ハマっているものを言う」といった軽いトーク要素を混ぜると、ゲームから会話へ自然につなげられます。
アキネーター・NGワード・大人数ゲーム
推理や雑談を軸にしたゲームや、大人数向けの選び方も続けて紹介します。
アキネーター
アキネーターと聞くと、スマホアプリやWebサービスの魔人を思い浮かべる人が多いでしょう。でも飲み会なら、魔人役を人間にやらせたほうがおもろいです。
1人がお題となる人物やキャラクターを頭の中で決めます。他の人は「実在する?」「日本人?」「男性?」「アニメに出る?」「戦うキャラクター?」のように質問し、答えを絞り込んでいきます。
質問への回答は基本的に「はい」「いいえ」「どちらとも言えない」程度。少ない質問で答えを特定できれば成功です。
このゲームは20の扉にかなり近い構造ですが、飲み会では質問数を厳密に20回に限定しなくても構いません。むしろ質問のうまさをみんなで楽しむのがおすすめです。
この間小学校の同級生と飲み会をやりました。今年はワールドカップがあったので、サッカーの話をずっとやっていました。
その中で私の同級生のうち2人がトップレベルにサッカーの知識がありました。
そこで、サッカー選手をアキネーターして、どちらが早く回答できるかを競うことにしました。
最初はWCでたくさん活躍しているような王道な選手(パーマーとか)を出していましたが、途中から物足りなくなって、WCに出ていないようなマイナーすぎる選手を出していきました。
すると、さすがの2人も一筋縄では回答ができておらず、何度も綿密に質問を重ねていって、それで30質問以内くらいで大体正解していました。
お酒が入っているおかげもあると思いますが、めちゃくちゃ盛り上がり、出題者である僕もゲームマスターとして感無量の体験になりました。
◆ゲームマスターのコツ
お題は参加者全員が知っていそうな範囲にしてください。ディズニー好きの集まりならディズニーキャラクター、アニメ好きなら有名アニメ、会社の飲み会なら社内の有名人を本人が嫌な気持ちにならない範囲でお題にするなど、「共通知識」がある領域ほど盛り上がります。
逆にマニアックなお題を選ぶと、「知らん」で終わります。推理ゲームは難しいほど面白いわけではありません。答えを聞いた瞬間に全員が「あーー!」となれる問題が一番気持ちいいです。
スマホを使える環境なら、本家のAkinatorを1回遊んだあとに「今度は人間アキネーターやろうぜ」と移行するのもあり。どこパの「20の扉」などを使えば、質問型ゲームをオンラインで進行することもできます。
NGワードゲーム
個人的に、飲み会後半のおすすめはNGワードゲームです。
各プレイヤーに、その本人だけが知らないNGワードを設定します。そして普通に会話を続け、誰かに自分のNGワードを言わされたらアウト。
例えば、普段よく「マジで」と言う人に「マジ」というNGワードを設定したり、旅行好きの人に「海外」という言葉を設定したりします。
するとゲームが始まった瞬間から、ただの雑談が罠だらけになります。
「最近旅行行った?」
「行ったよ」
「国内?」
「いや、か……あっ!」
みたいなやり取りですね。
NGワードゲームの優秀なところは、専用のゲーム時間を作らなくても成立することです。料理を食べながらでも遊べるし、別の話をしていてもゲームが継続します。
だから飲み会の中盤から終盤に仕込むと強い。
紙があるなら本人から見えない位置にNGワードを書いてもいいですし、スマホを使うなら「どこパ」のNGワードを利用する方法もあります。どこパはNGワードのほか、ワードウルフ、全員一致、20の扉、ウミガメオンラインなど複数の会話ゲームを扱っているので、二次会で「もう1個やろう」となったときにも使いやすいサービスです。
ただ、NGワード選びだけはセンスが要ります。絶対に言わない単語では意味がありません。一方、「はい」「そう」「でも」みたいに簡単すぎる単語だと秒で終わります。
おすすめは、その人なら自然に言いそうだけど、会話を少し誘導しないと出てこない言葉です。
さらに「言わせた人に1点」というルールを入れると、誰が一番自然に会話を操れるかという心理戦になります。これが意外と性格出るんよね。
大人数ゲーム
10人、15人と人数が増える飲み会では、ゲームそのものより待ち時間を作らないことが重要です。
4人なら順番制でも問題ありません。しかし15人で1人ずつ回答するゲームをやると、自分の番まで長すぎて、その間に別の会話が始まります。一度卓が分裂すると、ゲームへ戻すのはかなり大変です。
そのため、大人数なら「全員が同時に考えられる」「チームで相談できる」「脱落しても待たされない」ゲームを選びましょう。
今回の5つなら、得意しりとりをチーム戦にする、曲当てクイズをテーブル対抗にする、NGワードを飲み会全体で走らせる方法がおすすめです。
さらにスマホを使ってよければ、具体的にはどこパの全員一致、マジョリティパーティー、ワードウルフ、NGワードなども候補。大人数でも全員が回答側に回りやすいのがメリットです。
ラウンジもブラウザから参加でき、一致系ゲームやクイズ、お絵描き系の遊びがあります。アプリを全員に入れてもらう工程がないのは、大人数ではかなりありがたいポイントでしょう。
一方、WePlayにはワードウルフや宇宙人狼、お絵描き系などがあります。ただし、アプリを使った交流サービスとしての要素もあるため、その場のメンバー全員がインストールしてまで遊びたいかは考えたいところです。
大人数だからといって、通常の人狼をいきなり始めるのは僕なら避けます。役職説明、夜の処理、投票、脱落者の待ち時間まで発生するため、飲み会のテンポとは噛み合わないことがあるからです。
人狼自体が悪いわけではありません。人狼をやりに集まった会なら最高です。でも飲み会にゲームを足す場合と、ゲーム会でお酒を飲む場合は別物。ここを混ぜないほうが成功しやすいです。
飲み会で盛り上がるゲームの選び方

面白いゲームを知っているだけでは、ゲームマスターとしては半分です。
同じNGワードでも、初対面4人の飲み会と会社20人の懇親会では回し方が違います。ゲームそのものを見るより、誰と、何人で、どのタイミングで遊ぶかを見る。そのほうが圧倒的に大事。
少人数、道具なし、宅飲み、会社飲み。状況ごとの選び方をここから解説していきます。
少人数ゲーム
2〜4人程度の少人数飲み会では、大人数向けの「全員でワーッと騒ぐゲーム」を無理に持ち込む必要はありません。
人数が少ない最大のメリットは、一人ひとりの発言がちゃんと拾われることです。
そのため、アキネーター、曲当てクイズ、得意しりとりのように、相手の知識や考え方が見えるゲームがハマります。
特に2人なら、人間アキネーター形式の20の扉が遊びやすいです。片方がお題を決め、もう片方が質問。正解したら交代。これだけで成立します。
スマホを使うなら、どこパの20の扉やウミガメオンラインも候補になります。ただし飲酒が進んだ状態で本格的な水平思考問題を何十分も考えるのは、個人的にはあまりおすすめしません。
「なるほど!」まで5〜10分程度で届く軽い問題なら面白い。一方、前提を大量に記憶し、細かい矛盾を追う問題になると急にしんどくなります。
少人数では、ゲームを最後まで完走することより、途中から話が脱線するくらいでいいんです。
得意しりとりから「それ好きなん?」「俺も見てた!」と別の会話が始まったなら、それはゲーム失敗ではありません。その会話を生み出すためにゲームを置いたと考えれば大成功です。
道具なしゲーム
「今ここで何かやろう」となったとき、箱を買ったりカードを配ったりしなくていいゲームはやっぱり強いです。
今回なら、得意しりとり、セッサン、人間アキネーターは完全に道具なしでできます。
ほかにも、山手線ゲーム、古今東西ゲーム、指スマ、いっせーのせ、以心伝心ゲーム、連想ゲーム、カタカナ禁止トーク、ジェスチャーゲームあたりは準備なし。
ただし、ここで「道具なし=面白い」と考えるのは危険です。
例えば普通の山手線ゲームを「野菜の名前」で始めても、メンバーによってはただ順番に野菜を言うだけになります。
そこでアソセン的には、普通のゲームに1個だけ心理要素を足すのがおすすめ。
山手線ゲームなら、「他の人が言いそうな答えを各自1つ予想し、それを誰かが言ったら予想した人に1点」というルールを足せます。これは、どこパの「古今南北」に近い発想です。
しりとりなら得意ジャンル縛り。指スマなら「誰が上げるか」まで予想する。以心伝心なら全員一致ではなく「少数派になった人が理由を話す」。
ルールを10個増やす必要はありません。普通の遊びに、他人を読む要素を1滴だけ入れる。それだけでゲームの表情が変わります。
◆説明30秒がちょうどいい
ゲームを複雑にすれば面白くなるわけではありません。特に飲み会では「説明30秒、理解10秒、すぐスタート」くらいが理想。面白さはルールの数ではなく、人同士のズレから作れます。
宅飲み・会社飲みで使えるゲーム
宅飲みと会社の飲み会、それぞれの場に合わせた選び方もまとめておきます。
宅飲みゲーム
宅飲みは、居酒屋よりゲームの自由度がかなり上がります。
店員さんの出入りも少なく、周囲の席への音量もそこまで気にしなくていい。紙やペン、テレビ、パソコンも使えます。なので道具なしだけに限定する必要はありません。
例えばGartic Phoneなら、文章を絵にし、その絵を別の人が文章に戻すことで、とんでもない伝言ミスが発生します。絵が上手い必要はありません。むしろ微妙な絵ほど事故が起きるのでおもろいです。
Codenames Onlineなら、単語同士のつながりをヒントから読むチーム戦ができます。ただし酔いが回った後半より、まだ会話と思考がまともに機能している序盤〜中盤向きでしょう。
PlayingCards.ioのようなブラウザ上のカード卓を使う方法もありますし、トランプが家にあるならダウト、大富豪、ババ抜きでも十分。
また、『ito』『犯人は踊る』『ラブレター』『ジャスト・ワン』のような小型のカード・ボードゲームを持っているなら宅飲みとの相性はかなりいいです。
ただ、宅飲みでありがちなのが、ゲーム好きな人が「せっかくだからこれやろう」と重めのゲームを持ってくるパターン。
ぶっちゃけ、ルール説明だけで20分かかるゲームは、飲み会ではかなり人を選びます。
全員がボードゲーム好きなら問題ありません。しかし「友達と飲んでいたらゲームの流れになった」程度なら、最初は軽いものから。
得意しりとり→曲当て→NGワードのように、会話の延長にゲームを置くと入りやすくなります。
会社飲みゲーム
会社の飲み会は、友達同士の宅飲みより慎重にゲームを選びたい場所です。
理由は単純で、年齢、役職、ゲーム経験、関係性がバラバラだから。
ここで避けたいのが、個人の秘密を暴くゲーム、恋愛事情を無理に話させるゲーム、身体的な接触が必要なゲーム、飲酒そのものを罰にするゲームです。
誰か1人が嫌な思いをした時点で、「盛り上がったから成功」とは言えません。
会社飲みなら、答えたくない個人情報を求めず、それでも会話が生まれるゲームが優秀です。
例えば得意しりとりなら、「仕事以外で詳しいジャンル」を選んでもらうだけで人柄が見えます。
曲当てクイズも強いです。世代ごとのヒット曲を混ぜれば、若手だけ、ベテランだけが有利になる状態を避けられます。「この曲、部長世代強すぎる笑」みたいに年代差そのものを遊びに変えられるでしょう。
大人数なら全員一致ゲームも使いやすいです。「会社の飲み会で最後に食べたくなるものは?」「休日に行きたい場所は?」くらいの軽いお題なら、プライベートへ踏み込みすぎません。
スマホOKならどこパの全員一致やマジョリティパーティー、ラウンジの一致系ゲームも候補です。
一方、人狼はメンバーを選びます。「嘘をつく」「疑う」「発言量が多い人が主導権を握りやすい」という性質があるので、上下関係がある会社飲みでは空気が固くなることもあります。
もちろん仲の良いチームなら問題ありません。しかし、まだ距離のあるメンバーなら、最初は全員一致や曲当てのような協力と共有から始めるほうが無難です。
会社飲みの順番例
最初は曲当てクイズや全員一致で場を温める。そのあと得意しりとりで個性を出し、関係性ができてからNGワードなど軽い心理戦へ進む。この順番なら、いきなり誰かを疑うゲームから始めるより参加しやすくなります。
飲み会ゲームのよくある質問とまとめ
幹事役の人からよく聞かれる、実務的な疑問をまとめておきます。
飲み会ゲームFAQ
Q. 飲み会で一番簡単なゲームは?
A. 得意しりとりかセッサンがおすすめです。
どちらも道具がなくても始められ、説明にほとんど時間がかかりません。初対面が多いなら、その人の趣味も見える得意しりとり。すでに仲が良く、テンポ重視ならセッサンが使いやすいでしょう。
Q. 大人数なら何がおすすめ?
A. 全員一致、NGワード、曲当てクイズがおすすめです。
大人数では順番待ちが長いゲームを避けることがポイント。曲当てならチーム戦、NGワードなら飲み会全体と並行、スマホを使うならどこパの全員一致やマジョリティパーティーなど、全員が同時に参加しやすいものを選んでください。
Q. 何も使わずに遊べる?
A. 遊べます。
得意しりとり、セッサン、人間アキネーター、山手線ゲーム、古今東西、指スマ、連想ゲームなどは道具なしで成立します。スマホを全員が見る時間もないので、会話中心の飲み会にしたい場合にも向いています。
Q. 酔っていても人狼はできる?
A. できますが、僕なら飲み会ゲームの第一候補にはしません。
通常の人狼は、役職、過去の発言、投票結果など複数の情報を覚えながら推理するゲームです。さらに脱落もあります。飲酒が進んだ状態ではゲーム本来の面白さを出しにくいことがあるため、ワードウルフ、NGワード、人間アキネーターなど軽い心理戦から選ぶほうが回しやすいでしょう。
Q. 飲まない人も参加できる?
A. もちろん参加できます。
この記事で紹介したゲームは、アルコールを飲む行為そのものをルールにしていません。飲酒量で勝敗を決めたり、負けた人に一気飲みを求めたりする必要もありません。お酒を飲む人、ノンアルコールの人、ソフトドリンクの人が同じ条件で遊べる形にしてください。
まとめ
飲み会で盛り上がるゲームを選ぶとき、僕が一番大事にしているのは「そのゲーム単体が名作かどうか」ではありません。
今ここにいる人たちの間で、何が起きるゲームなのか。そこを見ます。
得意しりとりなら、その人が好きなものが見えてくる。
曲当てクイズなら、知っているはずなのに思い出せない瞬間を全員で共有できる。
セッサンなら、たった親指1本の上げ下げなのに相手を読み始める。
アキネーターなら、質問の仕方から思考回路が見える。
NGワードなら、いつもの雑談が突然心理戦に変わる。
ゲームって、ルールそのものが面白いというより、ルールを置いたことで人と人の間に普段とは違う出来事が起きるから面白いんですよね。
そして飲み会の場合、難しすぎるゲームは必要ありません。
酔っている状態で高度な人狼や複雑な水平思考ゲームを本気で攻略するのは大変です。とはいえ、完全な運だけでは話題が広がりにくい。だからこそ「少し考える+瞬発力や発想や心理」がちょうどいい。
最初は得意しりとりや曲当てのような参加しやすいゲーム。場が温まったらセッサンやアキネーター。そして会話が活発になったところでNGワード。
この順番にすると、いきなり深い心理戦を始めるより自然に盛り上がります。
もし5つ全部を準備したとしても、無理に全部やる必要はありません。得意しりとりから話が盛り上がって、そのまま1時間雑談になったなら、それでええんです。
ゲームは飲み会の主役になることもありますが、人同士が仲良くなるためのきっかけにもなります。
「このゲームを最後までやり切るぞ」ではなく、「この場をもっと面白くするには何を投下する?」という感覚で選んでみてください。
それがアソセンの考える、本気の遊び方です。
幹事が仕切るゲームを1つ用意するより、その場のノリで軽いお題を1個投げる。準備がなくても、それだけで空気は変わります。

数々の対面ゲームイベントを主催してきた現役大学生、KoooKi(コーキ)。みんながドッと沸いて熱狂する知識系・心理系ゲームをするための「最高の空間づくり」が大好きで、その実体験とノウハウをこのアソセンで発信しています!
詳しくはこちら。



コメント